2026.06.04

賢いボイラーの更新のしかた。
燃料選び&補助金活用でトータルコストダウン

賢いボイラーの更新のしかた。 燃料選び&補助金活用でトータルコストダウン

こんなお悩みありませんか?

あらゆる工場で欠かせない「ボイラー」ですが、設備の更新にあたってこんなお悩みをよく聞きます

  • 設備更新の費用をなるべく抑えたいけど、どうすればいいか…
  • 重油のまま使い続けるべき?それともガスに切り替えるべき?
  • 補助金を活用できるのか知りたい
  • ランニングコストや省エネ効果を正しく比較し判断したい 

この記事ではそんな工場におけるボイラー設備の更新や燃料選びをテーマに、損をすることなく得するボイラーの更新の仕方をお伝えします。補助金の活用のヒントもご紹介します。

ボイラー選びの基本は「熱効率」

ボイラーを更新するときに一番大切なのは「どれだけ効率よく燃料を熱に変えられるか」という点です。熱効率は、燃料費に直結するだけでなく、CO₂排出量にも関わる重要な指標です。

重油ボイラー

新しいときは熱効率90%程度でも、使い続け汚れや劣化で85%程度に低下していた、というケースは多く存在します。熱効率5%の低下は、そのまま燃料費5%増を意味しています。

ガスボイラー

最新機種は熱効率が95〜96%の高効率のものがあります。重油よりススやスラッジが出にくいとされ、効率が長く落ちにくいのも特長です。長期的にみたときに、燃料費削減を期待できます。さらにガスボイラーは、国の省エネ補助金の対象になりやすく、設備導入費用(イニシャルコスト)を下げやすいという利点があります。

再生重油ボイラー

熱効率については再生重油の品質に依存するため。比較的不安定ではあるものの法改正にともなって実質CO2排出量ゼロ)を実現できるとされ、コストを抑えながら環境配慮を実現したい企業で関心が高まっています。

関連記事:再生重油ボイラーでCO2を削減!重油ボイラーから切り替えるメリットとは?

「重油」か「ガス」か? 燃料コストの比較

かつて(20〜30年前)は、重油が20〜30円/L程度と非常に安価で、ガス料金との差が大きく「ガスは高い」というイメージが定着していました。

しかし近年は状況が大きく変化しています。

  • 2025年9月時点で、A重油の価格は95〜110円/L台と、かつての約3〜4倍に上昇。
  • 都市ガスやLPガスもこの10年で上昇傾向にありますが、 重油との価格差は縮小してきています。
「ガスの方が得か?」

単純な燃料単価の比較だけでは答えは出ませんが、次の要素も重要です。

  • 補助金の利用: 設備更新や燃料転換(重油→ガス)に対して国や自治体の補助金が活用可能。
  • 熱効率の違い: ガスボイラーは高効率(95〜96%)を長期間維持しやすく、重油ボイラーの経年劣化による効率低下を回避できる。
  • 環境対応と補助金効果: ガスは重油に比べてCO₂排出量が少なく、日本では脱炭素政策に沿った補助金の対象になりやすい燃料です。CO₂削減効果を数値化できれば、補助金申請で有利になり、導入コストを大幅に軽減できる可能性があります。

補足:
燃料コストの有利・不利は地域や契約条件によって変わる場合があります。特にLPガスは地域によって価格差があるため、導入の際は個別にシミュレーションすることをおすすめします。

「補助金」の活用も検討を

ガスへの燃料転換を行う場合、令和6年度補正予算「省エネルギー投資促進・需要構造転換支援事業費補助金」の活用が可能となるケースがあります。ニイミ産業では、ボイラーの導入支援からこうした補助金導入の支援もワンストップで行っています。燃料単価の比較検討に加えて、補助金・熱効率・CO₂削減効果やその他の副次的なメリットを含めたトータルコストの視点で判断することが重要です。

ガス化のメリットはコストだけじゃない

ガスに切り替えるメリットは、値段の話だけではありません。

  • タンク管理の手間が不要に
    重油タンクは老朽化が問題となるケースが増えています。継続利用にあたっては点検、清掃にコストがかかりますが、ガスならそうした心配はなくなります。 さらにニイミ産業ではバルク配送にも対応し、効率的且つ安定的なガス供給が可能です。
  • 燃料切れの心配が減る
    重油は残量管理や配送の手配など人的な管理コストがかかり、燃料切れ等による設備へのダメージや経営上のリスクも伴います。ガスは遠隔監視や自動配送で安定供給が可能です。上述の通りバルク配送で提供されており、安定的で運用負荷の少ない管理が可能です。
  • 環境対応にもプラス
    CO₂削減が取引先から求められるケースも増えています。ガス化すれば「環境に配慮した工場」として競争優位に貢献します。

実例紹介|ガス化で実現した効果

コストシミュレーション事例(名古屋市 K社)

老朽化した重油ボイラーを、三浦工業の高効率ボイラー+ニイミ産業の燃転工事で更新しました。補助金も活用し、コストと環境負荷の両方を改善できました。

▼ 導入効果のシミュレーション

項目 旧・重油ボイラー 新・LPガスボイラー 効果
年間燃料費 約3,300万円 約¥2,860万円 ▲440万円(約13%削減
CO₂排出量 約1,000t 約800t ▲200t(約20%削減
補助金 0円 400万円 初期投資を軽減

旭コンクリート工業  コストシミュレーション事例(春日井市 A社)

老朽化した重油ボイラーを、三浦工業の高効率ボイラー+ニイミ産業の燃転工事で更新しました。補助金も活用し、コストと環境負荷の両方を改善できました。

▼ 導入効果のシミュレーション

項目 旧・重油ボイラー 新・LPガスボイラー 効果
年間燃料費 約330万円 約¥255万円 ▲75万円(約20%削減
CO₂排出量 約75t 約60t ▲15t(約20%削減
補助金 0円 400万円 初期投資を軽減

ボイラー更新の流れ

現地調査(工場の使用状況をチェック)

1. ボイラー選定(三浦工業の高効率ボイラーから最適なものを選ぶ)

2. 燃料供給の提案(ニイミ産業が工場に合ったガス供給設備を提案)

3. 補助金の申請サポート

4. 施工・燃転工事

5. 運転開始

6. 定期点検・アフターケア

工場担当者にとって負担が大きい「燃料+ボイラー」の両方に関係する検討をワンストップで任せられるのが安心ポイントです。

ニイミ産業×三浦工業の連携にも注目

  • 大がかりとなるボイラー更新を考えるとき、頭を悩ませるのが「ボイラー本体はどこに頼むべきか…」「燃料供給はどうするべきか…」「補助金はつかえるか…」という複雑さの問題です。この部分をトータルで考えることができれば、検討や導入がずっとスムーズになるはずです。

    そこで強みを発揮するのが、地域密着で燃料を支えるニイミ産業と、世界的なボイラーメーカー三浦工業の連携です。

    それぞれの特長は次のような点です。

  • ニイミ産業×三浦工業
「ニイミ産業」の特徴

愛知・岐阜・三重といった東海エリアを中心に、燃料供給から設備工事まで一貫対応。重油からガスへの転換工事の豊富な実績があり、補助金申請もサポートしています。

「三浦工業」の特徴

世界シェアNo.1のボイラーメーカー。高効率・省スペース・安全性に優れたボイラー設備の提供から、IoTによる遠隔監視にも対応。安心して長く使えるボイラーを提供します。

連携のメリット

ボイラー選びから燃料供給、補助金申請、導入工事、アフターケアまでワンストップで対応。複数の業者に別々に相談する手間を省き、工場担当者の負担を大きく減らします。

このように「ボイラーのプロ」と「燃料のプロ」が組むことで、検討から導入後の運用までトータルでサポートできるのが最大の強みです。

まとめ

ボイラーの更新というと、「古くなった設備を新しくするだけ」と思われがちですが、実はそれだけではありません。

たとえば、次のようなことを総合的に考える必要があります。

  • どんなボイラーを選ぶか
  • 使う燃料は何にするか(ガス?重油?)
  • 補助金など公的制度を活用できるか
  • CO₂(二酸化炭素)排出を減らせるか
  • 管理コスト削減や作業効率アップといった“副次的なメリット”があるか

このように、導入コストだけでなく、ランニングコストや将来的なメリットも含めた「トータルコスト」で判断することが、失敗しないボイラー更新のポイントです。

私たちができること

私たちは、燃料供給のプロとして、これまで多くの燃料転換(燃転)工事を手がけてきました。これまでの経験を活かし、安定したガス供給とサポート体制で、お客さまをしっかり支えます。

また、三浦工業さまをはじめとするボイラー専門メーカーや設備のプロたちとも連携し、最新の補助金や制度情報もキャッチ。徹底的な工場目線で計画づくりから導入・運用まで一貫してサポートいたします。

地域の工場の皆さまが、安心してボイラー更新を進められるよう、これからも最適なご提案を続けてまいります。

穂積 徳
穂積 徳

西濃エリア(各務原~長浜)を担当しています。 前職の総合建設コンサルタントでの省エネ対策や建屋修繕などの実績があり 現場で困っている人たちに協力したいという想いから転職。 「お客様のお役に立つ」を念頭に置き定期訪問や様々な課題改善に励んでいます。 お客様の悩みや不安に寄り添って解決できる営業マンを目指し日々奮闘中。

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