Q&A

ブロワーのフィルターがすぐにつまる

交換の頻度が多い場合は外気取入れに変更すると、失火のリスクは大幅に軽減されます。
外気取入れというのは、ブロワーの吸い込み口からダクトを伸ばして、屋外の空気を取入れるものです。
屋外のフレッシュエアーを取り入れる事により、外観はかなり汚れているのに、バーナー内部は非常にきれいという状態が保たれます。
ダクトの取り回しなど制限もありますが、一度ご検討をお願い致します。

トラブルを起こさない為、日常から気を付ける事はありますか?

ガスやエアーの圧力計などで、数値の把握をして事前に察知することが大切です。
特にフレーム電流(電圧)値は、正常値をマーカーするなどして数値が悪化してきたらすぐにメンテナンスすることをお勧めします。
燃焼用のブロワーにフィルターがある場合でまたオイルミストが舞うような環境下では、こまめなフィルター交換もトラブル軽減になります。
ブロワーから侵入した汚れがバーナーの内部に入って失火などトラブルの原因になるケースは非常に多いです。
割と簡易に行える事もございます。まずは日々のチェックを行うことをお勧め致します。

現状の設備でも省エネは可能ですか?

適正な燃焼状態にする事で、燃焼効率はあがります。
燃焼はガスと空気が混合して初めて発生します。空気の量が多いと、昇温を抑えてしまい、ガスが多いと不完全燃焼になります。そのバランスが適正量になると熱効率が一番よくなります。
まずは定期的にメンテナンスを行うことでベストな燃焼効率をキープすることをお勧め致します。

制御盤など、電気的な部分を見てもらうことも可能ですか?

一般的な部分は可能です。シーケンサーが導入されているなど専門的な部分についてはメーカーに相談したうえで、対応致します。
配線図がございましたら、ご準備をお願い致します。弊社でも盤内の各種部品も取り扱いあります。
回路図が無く部品や基盤がかなり古いような場合や図面も書類も無く大規模な制御盤の場合などは対応が難しい場合もございます。

炉の更新を検討している

弊社でも一般的な溶解保持炉から連続炉及びリジェネバーナーシステムを利用した高効率の溶解保持炉の製作も行っております。
お客様の工場環境やスペース及びご利用用途は様々です。ご要望に沿ったご提案と設計を致します。
近年は省エネ、省 CO2 の炉にシフトチェンジしております。また補助金の利用についてもご協力致します。まずはお気軽にご相談下さい。

溶解速度が遅くなってきていますどのような原因が考えられますか?

汚れなどが、バーナーや配管途中で溜まり、燃料の供給量が落ちてきている可能性があります。
また連続溶解炉ですとバーナー口に酸化物や溶解飛散物が固着しますと、適正なフレームが出ず、本来狙っていた位置までフレームが届いてない可能性もございます。
長年ご使用されています丸炉ですと、炉体が老朽化し、本来るつぼに伝わるはずの熱量がもれている事もございます。
まずは、正常な燃焼量にする事が第一です。それでも変わらない場合は、炉体の確認や煙突からの排気温度の測定を行います。まずはメンテナンスでの分解清掃をお勧め致します。

急なトラブルでも対応は可能ですか?

対応エリアにおいては、即日の対応も可能です。
ご連絡いただければ弊社のバーナーメンテナンスの社内スキル検定に合格した各地域担当営業が対応致します。
特に過去メンテナンスをさせていただいたお客様におきましては、過去の正常な数値やデータが残っており、より迅速な対応や復旧も可能です。
私どもは先々のトラブルを未然に防ぐことが重要と考えております。そのためトラブルがおこってからでは、時間も費用もかかってしまいます。トラブルを未然に防ぐための、定期メンテナンスをお勧め致します。

メンテナンス対応可能な溶解炉のタイプを教えてもらえますか?

弊社でも様々なタイプの溶解炉を『自社製造』した実績もございます。
メンテナンスに関しましても一般的な丸炉から連続溶解炉・浸管型など様々なタイプの炉でも対応可能です。
当然ですが他社製造の溶解炉から、現状無くなってしまったメーカーのものまで対応可能です。順調に稼働しています炉でも、溶解飛散物や酸化物及び熱によりバーナーは過酷な環境におかれています。
毎日安心、安全に稼働を続けるには、定期メンテナンスをお勧め致します。

今までメンテナンスをしたことないが、どのような事をされるのでしょうか?

点火系統では点火プラグの清掃・パイロットバーナー、メインバーナーの清掃及び燃焼調整・ブロワーファンのケーシングの清掃・モーター電流値及び風量の測定からフィルター交換も行います。
安全装置系統では・ガス電磁弁の漏洩チェック及び抵抗値測定・圧力スイッチの動作確認・炎監視装置の分解清掃及びフレーム電流値確認等を行います。もしお客様で気になる箇所や全く問題ない箇所があれば追加や変更も可能です。
中でもブロワーは、ダイキャストマシンから噴出される油分を吸引している事が多いので、必ずお薦めしております。

リングバーナーが最近赤火になっている。

バーナー部の亀裂や製品のかけらや汚れによって、赤火になっている可能性がございます。
吸気口及び火口の詰まりでしたら清掃で改善出来ます。吸気口があまりにも状態が悪い場合や亀裂や損傷等構造上清掃不可の場合もあります。
メンテナンスを行った場合の費用対効果を勘案致しまして、バーナー本体の交換をお勧めする場合もございます。

自動焼成機から異音がします原因追及と改善は可能ですか?

自動焼成機ですとシュバンクバーナの可能性があります。
バーナー自体の異音ですとバーナーヘッド及びガスノズル汚れにより燃焼バランスが崩れの可能性があります。
バーナー以外ですと燃焼ブロアーのファンのがたつき、ベアリング及びベルトの劣化の可能性もございます。
メンテナンスにて現状把握し問題がある不具合部品の交換をすることをお勧め致します。

重油(灯油)からガスへの燃転を検討しています。どこまで対応可能ですが?

バーナーの選定からガスの燃焼調整、もちろんガスの供給設備まで一元的に行うことも出来ます。
例えば、灯油バーナー仕様の食品加工用の釜をガスバーナーに変更した事例もございます。
当社では各バーナーメーカーとのお付き合いもございますので、適正な設備選定が可能です。まずはヒアリングと現地調査させて頂きますのでお気軽にお問い合わせ下さい。

製品のかけら(くず)など、製造設備に影響はありますか?

バーナーやブロアーに関しましては異物の混入や付着が悪影響の主たる原因となります。
バーナー及びブロアー等に付着しますと、燃焼に問題が出てきます。
燃焼状態が悪くなるとバーナー本体が変形、亀裂等の焼損が生じ、さらに燃焼状態が悪くなるといった悪循環となります。
製品のかけらが落ちるような環境下にバーナーが設置されている場合は、日常的なバーナー火口の目視点検や、定期的なメンテナンスをお勧め致します。

ボイラーのメンテナンスも可能ですか?

メーカー保証の兼ね合いもあり、直接的なメンテナンスは不可となります。
但し弊社はボイラーメーカーとも代理店契約を結んでおります。省エネ診断から更新や燃転のご提案も可能です。実際 10%以上のコストメリットが出た事例もございます。
将来的な展望を含めて、ベストのご提案も致します。お気軽にご相談下さい。

古い設備になり、メーカー及び当時の設備屋も分かりません。メンテナンス可能です か?

バーナーの基本的な仕組みは似通っていますのでメンテナンスは可能です。
制御盤の結線図や図面が残っていればより助かります。もし無い場合には、お時間と費用は必要と
なりますが、結線図を再度作成することも可能です。
炉体損傷がある場合弊社による現地炉内調査によって最善の修繕方法をご提案致します。すぐに設備更新を進めるのでは無く、現状使えるところ、使えないところを線引きし、メンテナンスや部品交換を行います。
省コストによる安定稼働を目標としております。バーナーに関して、更新が必要な場合は各バーナーメーカーとの取引もございます中で現状の仕事量や製品に対し、必要な熱量を計算し現状に則したバーナーの選定を行うことも可能です。
古い設備での維持管理において緊急を要する事もございます。早急な現地調査をお勧め致します。